適切なタイミングで「利確」と「損切」出来るようになる思考を身につけよう!【資産形成に最も重要】
2017年および2021年に暗号通貨市場はBTC(ビットコイン)半減期の翌年というアノマリーもあり、直近での ATH(=All Time High:過去最高値)をつけた。
今になって思えば、あの時に一度利確しておくべきだったと・・・
そう思っている人は多いだろう。そして、2022年の今、再度エントリーすれば、資金の半分で同じことが出来たし、より増やしたい人は、再度エントリーすれば、数倍もの枚数を保有出来たのに・・・
と思っている人は多いのではないでしょうか?
そして、2018年および2022年の暴落局面を迎えて、その途中で損切りするタイミングではあったと思いますが、それも出来ずにずるずる来てしまっているという人も多いのではないでしょうか?
実は、私もその一人です。2018年を経験しているので、2021年のATH時以降に警戒をしていたにも関わらず、利確もしくは損きりが出来ないでいたのです。利確したものもあるので、全てではないですが、7割以上が利確出来ずにずるずるきてしまっています。
そんな反省を踏まえて、次回の半減期の2024年から半減期の翌年の2025年には、絶対に利確することを肝に銘じています。が、果たして出来るでしょうか?
それが出来る思考を身につけて、必ず出来るようになるために、この記事を書いていますので、一緒に勉強していきましょう!
「損切」出来ない人・適切なタイミングでの「利確」が出来ない人の心理
なぜ、適切なタイミングでの利確および損切は必要だと頭で理解していても、いざという時に出来ないものなのでしょうか?
そんな人の心理を紐解いてみたいと思いつつ、自分への戒めとしたいと思い、この記事を書いています。
まず、損切が出来ない時の人の心理として、以下のことが挙げられます。
・損を確定させたくない
・負けを認めたくない(自分が否定された気持ちになる)
・いずれ戻るだろう(過去の経験で戻ったことがあるから)
・損切した(直後に)価格を戻したら後悔しそう
そして、大暴落時には価格を見たくも無い心理が働き、塩漬けになります。これが尚更良く無いのは頭ではわかっているのだが、心がついていかない。無かったことにしたい。(無かったことにはならないのだが・・・)
暗号資産の場合は、NFTやメタバーズなども含めたWeb3市場の拡大のトレンドがあるので、長期的にはいずれ戻るという確信に近い気持ちを自分に言い聞かせ、長期目線で納得していきます。
本当に長期でホールドできる余裕がある方、つまり本当の余剰資金でやっている方は良いのですが、そうで無い方はこの思考ではメンタル的にもたなくなってしまいますし、メンタルが強いとしても、やはり負けるよりは勝つ方が良いに決まってます。
1つ1つの勝ち負けよりも、トータルで勝つという思考に変わらない限り、永久に「損切」は出来ません。
そして次に、「利確」です。適切なタイミングで「利確」が出来ない人の心理はこうです。
・まだまだ上がるかもしれない(から売却した後で上がったら後悔しそう)
・長期的は絶対上がるから、多少下げても、また上がるだろう(数年単位の長期ならそうだが、中期くらいの目線なら危険)
・(また下がると嫌だから)この辺で利確しておくか(怖いから少しの利益で確定してしまう)
「利確」の場合は、これくらいしか思い浮かびませんが、本当の長期目線でない場合や、メジャーなコイン以外は危険な思考ですね!
1年くらいでの中期的な目線の場合は、「利確」タイミングはすごく重要です。
つまり、今が上げトレンドなのか、下げトレンドなのかを判断の重要な要素ですね。特に、下げトレンドに入ったら、できる限り早い決断が必要である事は、私自身が身につまされるくらい痛い思いをしています。
「損切」の場合も「利確」の場合も、根本は自分の欲との戦いなのです。
「損切」「(適切なタイミングでの)利確」が出来るようになる思考
ここからは「損切」と「利確」を適切なタイミングで出来るようになるいくつかの思考について、株式投資の方が歴史が長いので、株式相場からの学びとなりますが、勉強していきましょう!
エントリー価格は意識しないこと
株式投資で50億円の利益を上げた有名な投資家「テスタ」さんの「利確」の関する切り抜きYouTubeを見てみよう!
動画でも言ってますが、現物の場合は買値、信用の場合の売りから入った時の売値を意識すると「損切」「利確」が出来なくなる。
つまり「含み益」「含み損」を考えない事。
今からどうなるかの判断の方が重要だと言う事です。
上がるか下がるかは1/2の確率なので、売ってから「上がる」のも当たり前のようにあるし、打ってから「下がる」のも当たり前のようにある。「利確」後の値動きについて、後悔することは意味ない。「損切」の場合も同じ。
買った時の価格にこだわらない
楽天証券経済研究所 所長兼チーフ・ストラテジストの「窪田真之」さんも「売る際に買値は意識しない」と言われています。
個人投資家・初心者が株式投資で勝つために、最初に学ばなければならないことは、「買い値にこだわらない」ことです。益出しか損切りかに関係なく、売るべきものを売り、買うべきものを買わないと良い投資ができません。
──個人投資家の多くは利益確定のタイミングに悩みます。ファンドマネジャーは、利確についてどのように考えるのでしょうか?
窪田真之さん(以下、窪田):ファンドの運用で保有株を売る時、買い値は意識しません。買い値を上回っていても下回っていても関係なく、売るべきものを売るだけです。上昇トレンドが続く間は売りません。上昇が終わってチャートが崩れ始めた時に売ります。買ったとたんに暴落しても売ります。
これは個人投資家の方々にも重要な考え方だと思います。利確や損切りで悩むのではなくて、手持ちの資産全体を増やすために要らないものを売る、という視点で考えるのが良いと思います。
──買い値にとらわれずに売るべきものを売ることが大事なのですね。
窪田:そうです。手持ちの株の中では、いいものは残します。ダメなものは売ります。
例えば、2銘柄持っていて、1つが上がり、1つが下がったとしますよね。このような時、投資の成果が伸びない人は、上がった株を利確して、下がった株を保有し続けます。つまり、いい株を売って、ダメな株を残します。これは逆のほうが良くて、手元のポートフォリオにたくさんいい株を残していくことが大事です。
どんなことがあっても冷静に「ダメな銘柄は売る」を徹底できることが長期的に勝つために必要です。
総資産200億あり、個人投資家の頂点にも君臨する日経平均を動かす男と言われている「cis」さんも買った価格や売ったか価格は意識していない。
基本的に順張りで、上がりそうなら買い、下がりそうなら売るというシンプルなトレードだそう。需給を見てエントリー。需給がわからない時はエントリーしない。
損切りは年に1000回以上やっている。単純に買いが弱くなったら損切り。損切りが出来ない人は一生勝てない。上手に負けるを覚える事。
「損切りは早く、利確は遅く」が株の鉄則
多くの個人投資家が犯しやすい過ちは、上昇した銘柄を売り、下落した銘柄を持ち続けることです。上昇した銘柄を売るのは気持ちが良く、下落した銘柄を売るのは辛いので、ついついそういう選択となります。
ただ、そうすると、結果的に良い銘柄を売り、悪い銘柄を残すことになります。保有を続ける銘柄から、どんどん良い銘柄が消え、悪い銘柄がたまっていくことになります。
「損切りは早く、益出しは遅く」。きっちり、心に銘じてください。
「株で資産を増やす人」の暴落時の対処法
J社を100株、1312円で買ったところ、いきなり悪材料が出て、次の日は売り気配スタート。
午前中やっと値がついた時には20%以上安い1042円。
ここからどうする?
「三十六計逃げるにしかず。」どんな買いシグナルも、それを打ち消す「強い下げ」が出れば、「強い売りシグナル」に変わります。それができれば、あなたは上級者です。
問題は注文の出し方です。確実に売れる「成行」にしましょう。保有株に緊急事態(とんでもない悪材料)が起こった時は、少しでも早く保有を無くすことを最優先すべきです。
個人投資家がついやりがちな損するトレード
個人投資家の多くが、一番直さなければならない悪いクセは、「上がるとすぐ売りたくなる、下がると売れなくなる」ことです。
資金が必要になった時、株価が上がっている銘柄を売り、下がっている銘柄を残す人が多い。
結果として、好材料が出た銘柄を売り、悪材料が出た株を持ち続けることになります。
悪材料が出て急落している株は、たとえ損切りであっても売るべきです。
買い値まで戻ったら売ろうという考えを持つべきではありません。
「失敗したら逃げる」「成功したらどんどん攻める」この単純なアクションが迷いなくできることが大切です。
(本稿は、『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』から抜粋・編集したものです。)
エントリー時に出口は決めておくのか?
上のテスタ切り抜き動画の次の質問「エントリー時に出口は決めるのか?」ですが、テスタさんの場合は「利確」はおぼろげながら決めておくけど、絶対的には決めない。「損切」は決めておくことが多いそう。
「利確」の場合、上がり方によって変わる。一気に上がったのか、じわじわ上がったのか、それによって判断が変わる。つまり「需給を見て決める」と言うことです。
頭と尻尾はくれてやれ
これは株式相場での有名な格言です。
誰しも最安値で買って、最高値で売りたいことは言うまでもありませんが、これはプロでも不可能である事を知っておく必要があります。ましてや素人には無理な話なのです。
これはしっかりと肝に銘じておかなければなりません。
見切り千両、損切り万両
相場の格言の一つで、「見切り千両、損切り万両」といった使われ方もする。
含み損を抱えた株式などに対して、損失の少ないうちに見切りをつけることは千両の価値があり、損失を拡大させないために、ある程度の損を覚悟で売買することには万両の価値があるという例え。
「損切り」と「利食い」について、復習も兼ねて、マジカルラブリーやテスタさんも出演してる授業形式の動画でチャートを見ながらの松井証券のYouTube講座を見てみましょう!
「損切り」は心理的な抵抗がすごくある。「利食い」は抵抗が少ない。
「損切り」の失敗例は「ずるずると持ってしまう事」。抵抗線を下回った株価は基本的に戻らないと思って「損切り」することがすごく大切。
「利食い」の失敗例は、上がると思っていた株価が上がらないで、最終的に買った価格で売ってしまうことは良くあるし、仕方ない。失敗ではない。次のチャンスを待つ。
一旦上がって、また下がってきているのに、買った価格で売らないのはダメ。これは失敗。
「損切り」ルールは自分で決めて、しっかり実行することが大事。
「損切」は「利確」の一部
トレードアイランド『JIN`s BAR』でもテスタさんが「岐阜暴威」さんの質問に答えてます。主に「損切」について話してます。
トレードの中で一番難しいのは「利確」と「損切」
5億投資家の上岡さんの「損切」「利確」動画
思考の切り替えが必要なこと総括
上記の結果を出している人達から学び、私自身が思考を切り替える必要があると気づいた事をまとめていきます。
1.エントリー時する際にシナリオを考えておく
エントリーする際に、「利確」についてはおぼろげに決めておき、「損切」ポイントは明確にしておく。そして、エントリー時に決めた前提や状況が変わっていない場合は、確実に「損切」と「利確」を行う。
特に、多少の前提や状況が変わっていても確実に「損切」は行う。
2.エントリー価格は考えない
現物の場合は買値、信用の場合は買値も売値もあるが、エントリーした価格は考えない。これからどうなるかを重要視して判断する。
つまり、過去よりも未来の方が重要。
未来に上がると思えばホールド。
下がると思えば「利確」または「損切」する。
「含み益」「含み損」は一切考えない事を徹底する。
3.需給で判断する
価格により需給は変わってくるので、「エントリー」「利確」「損切」する際には、需給を見極める事が重要。需給により、さまざまな判断をすること。
4.良い銘柄(コイン)だけを残す
株式の場合は「銘柄」、暗号資産の場合は「コイン」「トークン」になるが、良いものだけを残すように意識する。新しいコインが出てきた際には注目が集まるし、暴騰することもあるが、悪材料により一気に暴落することも多々あるので、最終的にはメジャーなコインへの投資が有力。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、XRPやBNB、SOLなどを中心としての投資が無難であり、その他のコインについては、一時的投資としつつ、時価総額を見ながら、判断して行こう。
5.(現物の場合)暴落時は「成行」で売却
現物の場合や信用買いから入っている場合、暴落が来た時は、何も考えずに「売却」して様子を見ること。
暴落があると言うことは、何らかの環境変化があったと言うことだから、その原因を調べる前に、とりあえず「売る」こと。
エントリーに関しては、状況が落ち着いてからと肝に銘じること。
日本円を仮想通貨(暗号資産)に変換する(日本円で仮想通貨を買う)には、日本の金融庁から営業許可を受けている仮想通貨取引所に日本円を振込して、その取引所が取り合っ買っている暗号通貨に変換する(買う)ことからはじまります。
(海外の暗号通貨取引所では日本円を振込することが出来ません。クレジットカードで買えることは可能ですが、手数料がかなり高いと思われます。)
また、海外の取引所に預けている暗号通貨を日本円に現金化するにも日本の仮想通貨取引所に一旦送金して、そのコインを売却することにより、現金化が出来ます。
つまり、日本人が暗号通貨をスタートするには、日本の仮想通貨取引所に口座開設するところからはじまります。下記に取引所の比較をしてますので、参考にしてみて下さい。